ジェイムズ・ミルナーといえば、本来は中盤のプレイヤーでありながら、どんなポジションであっても高いレベルでこなせるユーティリティーさも兼ね備えたタイプだと思います。
ユーティリティーとは書きましたが、単なる便利屋さんではなく、どのポジションをやらせても、プロフェッショナルという表現が似合う、まさに職人のような香りさえ感じさせてくれます。
そのジェイムズ・ミルナーですが、今シーズンのリバプールでは、左サイドバックを任されておりますが、今のチームに非常な満足感を抱いているようです。
これまで、多くのキャリアを重ね、マンチェスター・シティ時代にはタイトルも獲得しているジェイムズ・ミルナーですが、Sky Sportsの番組に出演し、ジェイミー・レドナップと対談をしており、その内容の一部は、Sky Sportsのwebでも紹介されております。
その中においてジェイムズ・ミルナーは、マンチェスター・シティはトップチームであり、素晴らしいプレイター達が沢山いることを語りつつも、今のリバプールが一番良いチームだ!という趣旨の発言をしています。
ここでは、そんなジェイムズ・ミルナーの言葉について、ごく一部ではありますが、私なりにまとめ、ピックアップしてみたいと思います。
(James Milner)
私はこれまで、多くのチームで、沢山の素晴らしいプレイヤー達と一緒にやることが出来て、とても幸運だったよ。
特に、シティ時代には2度のタイトルも獲れたし、素晴らしいプレイヤー達がいたね。
だけど、チームとしてということであれば、今がベストだと思うんだ。
マン・シティは、間違いなくトップチームだったし、傑出した個のプレイヤーがいたよ。
リバプールにもまた、良いプレイヤー達がいる。
しかし、この両チームには違いがあると、私は思うんだ。
(リバプールは)誰もが一緒にやっている。
私達のチームは、そうする必要があるからね。
このふたつのチームは、まったく異なるスタイルなんだよ。
どちらも、ファンタスティックなチームであることに変わりはないけどね。
彼等(シティ)は、実に多くのトッププレイヤーを連れてきたね。
ダビド・シルバは、信じられないほどだし、彼は常に正確なパスを出せるんだ。
ラヒーム(スターリング)は、行ってしまったけど、彼もよくやっているね。
それに、セルヒオ(アグエロ)は、ボックス近辺で、すごくシャープだ。
そういったように、彼等は数多くの良いプレイヤーを連れて来ているが、私達のほうが良い結果を出しているよね。
私達は、監督が欲しているやり方で臨むことだろう。
今週のトレーニングで、準備をしてきたよ。
彼等の弱点も見えているし、倒したいね。
かつて所属したマンチェスター・シティをリスペクトしつつも、どこかに反骨精神を漂わせるジェイムズ・ミルナーの静かなる闘志を垣間見た感がいたします。
前回、アンフィールドで両チームが対戦する前に、私はこのブログで、見どころはジェイムズ・ミルナーとラヒーム・スターリングのマッチアップ!だと書きました。
今回も、もちろん注目しています。
ジェイムズ・ミルナーの経験値とプロ魂が、完封してくれることを信じてもいます。
左サイドバックであっても、武骨なまでにプロとしての姿を示し続けるジェイムズ・ミルナー。
古巣との対戦では、より輝いてくれることでしょう。
おそらく、キャプテンのアームバンドを巻き、リバプールの7番を背負ってエティハドに立つジェイムズ・ミルナー。
誇り高き姿を、私も目に焼き付けたいと思っています。